2022年11月18日(金)呂晓彤会長と董芳勝事務局長が学会代表して、中国駐日大使館で開催した「侨学界锦秋招待会」に参加した。

 これは、中国駐日大使館が日本にある文化や学術的な侨胞(日本に永住する中国籍の人の総称)たちの団体、及び在日の中国留学生代表200人を招待した集会でした。

(写真:孔铉佑大使との懇談)

 招待会では、孔铉佑大使からこの度の中国共産党第20回全国大会の要旨を紹介し、今日の中日両国の交流の課題と展望を紹介してくださいました。中国共産党第20回全国大会では、これからの実現する「中国夢」(これから発展する中国像)の方向性や中国式の国づくりの理念を確定した。その方向性とは、中国共産党がリードする全国の各民族の人民と一緒に偉大な中華民族を復興することです。中国式国づくりの理念とは、政治的な安定性と持続性より予測不可能な世界的な情勢の変化と盲目性を対応する政策である。(写真:中国大使館教育部の陈丽萍参赞と于海鹏書記官との記念写真)

 このように、これからの発展する中国に対して、日本にいる侨胞の文化や学術に関する団体の智慧や貢献を期待していると孔铉佑大使から参加者へのエッセーを寄せてくださいました。これは、我が学会のこれからの行う中日両国の教育交流にとっても良い機会であると呂会長が受け止めました。(写真:詹孔朝参事官兼総領事との記念写真)

※ なお、この記事の中国語版は、中国駐日大使館の公式サイトをご覧ください。

 2022年の今年は日中国交正常化50周年の佳節であります。我が学会は、この佳節を契機に、学会の研究課題に合わせ、「幼児教育と日中教育交流」という主題でのシンポジウムを、9月11日(日)オンラインで開催しました。シンポジウムでは、在日中国大使館教育部の陈丽萍参赞のご来賓挨拶の後、中国の社会文化や国民生活に造詣深く、日中の国民交流に貢献していていらっしゃるフリージャーナリストの中島恵先生と呂暁彤会長との対談、及び日本の保育・幼児教育の専門家でいらっしゃる汐見稔幸先生のごビデオ講演と4名の会員の自由研究の活動を取り組みました。シンポジウムの詳細な活動様子はこちらをご覧ください。

中国大使館教育部 胡志平公使参事官の帰国オンライン送別会

 2022年9月4日(日)東京時間19:00~22:00 帰国される中国大使館教育部胡志平公使参事官をお送り会として、我が学会は在日中国博士協会や、在日華人自動車エンジニア協会、中関村日本事務所などの13団体と一緒にオンライン送別会を開催しました。

 我が学会は、創立の2010年より今日までの発展まで、毎年の研究活動や機関誌の発行等の諸活動では胡志平公使参事官に多大なご支援をいただきました。この場を借りて、胡志平公使参事官に感謝申し上げます。

 本来では会として、直接的に胡志平公使参事官を送る会を計画していましたが、日程上とコロナ感染の社会情勢の難しさで、他の4団体と一緒にオンラインで送ることとなりました。呂暁彤会長、鄭亨奎副会長、長島明純副会長、王傑理事、田輝理事、董芳勝事務局長、李剣事務次長、劉暁慶会員等10名程の会員が参加しました。

 呂会長は、160名の会員を代表して、会の発展のために応援し、会員へのご激励してくださった胡志平公使参事官に感謝の言葉を申し、これからの中日教育交流に更なる貢献しゆく会の活動を展開していく決意を述べました。また、胡志平公使参事官と一緒に大使館教育処で働いていた田輝理事からは、懐かしい思い出の話を交えながら北京での再会を楽しみにしていますと述べました。胡志平公使参事官からは、我が中日教育研究学会のこれからの中日教育交流に更なる貢献をしてほしいと期待の言葉を寄せてくださいました。

 3時間超えたオンライン送別会では最後に、引き続き大使館教育処で勤務される陈丽萍参赞、于海鹏秘书(書記官)、张琼琼女史等の大使館員も挨拶をされました。

会員参加の様子

胡志平公使参事官からの

期待の言葉

田輝理事のお礼の言葉

陈丽萍参赞のご挨拶


このニュースの中国語版は、以下のURLをご覧ください。

https://mp.weixin.qq.com/s/yAY8D_6-c7otc1iHoK9BcQ

学術交流協定の締結 (新)

 2022530()北京時間10:30-11:30 学会と中国浙江省にある温州大学教育学院と学術交流協定を結びました。その学術交流協定のシンボルとしては、同時間帯に、温州大学教育学院を拠点とした「東アジア教育研究センター」を設立しました。これからの学術交流活動としては、文化教育に関する情報や出版物の交流、学生や会員、研究員の相互交流、及び日中両国のそれぞれの申請する研究課題の国際的な共同研究の支援等があります。今回の学術交流は、温州大学に勤めている王国輝会員のご尽力で学会の新たな活動の展開となりました。

 協定式はハイレックス方式で現地の会場参加とオンラインでの参加で行いました。学会からは、呂暁会長、長島明純副会長、李尚波副会長、王傑理事、田輝理事、劉郷英理事、董芳勝事務局長の7名の参加者でした。温州大学側からは、教育学院書記何毅教授、教育学院副院長叶新東教授、教育系主任折延東教授、教育系副主任崔歧恩准教授、及び教育学院や外国語学院等の教員たちの参加者でした。式には、書記何毅教授と長島副会長(李副会長代読)の挨拶の後、協定書署名、記念写真、東アジア教育研究センターの紹介と役割、最後に呂会長より、学術交流協定に貢献できることと、これからの交流展望を記念講演として行いました。

現地、協定式の様子

オンライン参加の様子

教育学院書記長 何毅教授のご挨拶

交流協定書締結後の様子

呂暁彤会長の基調講演

東アジア教育研究センター


 2022年研究大会は、424()オンラインで開催しました。参加者は会員及び一般の計61名を数えました。呂会長の挨拶の後、在日中国大使館教育部の胡志平公使参事官が来賓として挨拶くださいました。胡参事官は、ご挨拶の中で、現在の中国の新しい学校教育の「課程標準」(日本の学習指導要領に相当)について、その改訂の背景と方向性を紹介してくださいました。特に、中国教育部が現在行っている「双減」(子どもの学びにかかる学校の宿題と学校外の習いことの負担を減らすこと)の教育改革下での、幼小連携に関する我が学会の取り組む今年の研究課題への期待と研究大会の意義について述べられました。続いて、文部科学省中央教育審議会「幼児教育と小学校教育の架け橋プログラム」特別委員会座長の無藤隆先生により「幼児教育と小学校教育の接続:架け橋プログラムの目指すもの」と題した基調講演をいただきました。基調講演の主旨を受けて、劉郷英会員の「日本における保幼小連携の政策と取り組み」と小山容子会員の「日本における幼小連携の実践と課題」の二人の主題発表がありました。午後の研究大会では、5名の会員による自由研究発表がありました。

 研究大会の詳しい様子は、こちらです。