1972-2022 日中国交正常化


日中国交正常化50周年記念

シンポジウム

テーマ 幼児教育と日中教育交流

日    時 2022年9月11日(日)  東京時間10:00ー13:00

※ シンポジウムは元々、中国駐日大使館教育処のところを借りて開催することを計画していましたが、新型コロナウイルス感染状況の改善は著しく見えない中、Zoom オンライン方式での開催となりました

【来賓挨拶】 ― 在日中国大使館教育部 陳 丽萍 参赞

陈 丽萍 参赞のご挨拶では、参加の会員にご激励の言葉といただきながら、これからの学会の中日教育交流への貢献のご期待を寄せていただきました。

また、同教育部の于海鹏書記官も同席されました。

【対談】―フリージャーナリスト 中島恵先生呂暁彤会長


 お二人の対談では、まず呂暁彤会長より中島恵先生の書かれた中国に関する諸書籍を紹介しながら、多くの視点から中国の社会や国民生活などの現在の中国を深く洞察していることを話題を広げました。それに対して、中島先生が自分の中国での留学経験や多くの中国の人々との交流経験から、中国の人々の情熱と心を感銘しながら、日中両国の国民がそれぞれ持っている国民性を支えている文化的社会的な背景を対話されていました。お二人の話題には「子育て」や「地域文化」、「女性の社会での活躍」、「家庭文化」、「保育園・幼稚園」、「学校(小学校)文化」、「担任先生」、「高齢者社会」等の幼児教育と学校教育に巡る内容でありました。参加者からもこれらの話題に関心をもって、熱心にお二人の対談を聞いていました。

【基調講演】 ― 日本保育学会元会長、全国保育士養成協議会会長 汐見稔幸先生(ビデオ講演)

テーマ:日本における保育園・幼稚園と小学校との連携


 汐見稔幸先生は日本保育学会前会長の後、現在、全国保育士養成協議会会長と社会保障審議会児童部会保育専門委員会委員長、及び一般社団法人家族・保育デザイン研究所代表理事を務められています。

 今回のご講演では、現在の日本における保育園・幼稚園と小学校との接続について、その現状と課題を紹介しながら、幼少連携の歴史的社会的な背景から幼少連携の必要性と展望を話してくださいました。特に、日本の学校教育に求められている新しい学力と生きる力の変容から「小1プロブレム」に対応する就学前教育と小学校教育の連携の可能性を紹介してくださいました。参加者からは、この幼小連携の課題は日本のみならず、中国でも同様な課題を直面し、共に解決していく共通の施策を追究していくことの必要性を感じています。

 我が学会では、参加者の多くの会員からの期待を応えるため、「これからもこの課題研究として追究していきたい」と汐見稔幸先生のご講演の後、呂会長より挨拶しました。

【自由研究発表】 以下の4名の会員より日々の研鑽した成果を発表されました

1.神奈川県立保健福祉大学 李 剣・後藤 雅子

テーマ:医療的ケアが必要な子どもたちの教育の現状

2.東京都立大学大学院 付 英

テーマ:因果関係を表す接続表現に関する文体差についてー『まとめて検索KOTONOHA』を用いてー

3.生田ひまわり幼稚園 岸 正寿

テーマ:幼児の発達支援に関する保護者の意識に関する一考察ー保護者の自由記述を基にしたテキストマイニングによる分析ー

4.創価大学 長島 明純

テーマ:近代の学校教育の特質と特別活動の意義ー近代学校の教育課程の構造の分析を通してー

※ 自由研究発表の要旨はこちらをご覧ください。

 シンポジウムの最後は、「教育交流を通して日中両国の世世代代の友好に貢献しゆく中日教育研究学会の使命を果たせるよう会員一堂頑張ってまいります」との呂会長の挨拶でシンポジウムを締めくくりました。