2023年シンポジウムを開催しました。(新)
2023年9月24日(日)に中華人民共和国駐日本大使館教育処(〒135-0023東京都江東区平野2-2-9)にて、中日友好条約締結45周年記念、及び中国教師節39周年並びに中華人民共和国建国74周年記念として、「食育」に関する主題のシンポジウムをハイブリッド形式で開催いたしました。本会場の42名と、オンライン参加の36名、計78名の方々が参加していただきました。
今回のシンポジウムの主題である「食育」は、我が学会がこの1~2年間で取り組んでいるいる中日の「食育教育」の研究交流事業の一環として展開しているものであります。
中国大使館教育部に就任されたばかりの杜柯伟公使参事官は、御挨拶の中で、今回のシンポジウムの意義と、我が学会のこれからの活躍を期待の言葉を寄せてくださいました。その後、日本の食育専門家の第一人者でいらっしゃる東京家政学院大学の酒井治子先生のご講演、及び日本の特色ある幼児教育のふじようちえん(藤幼稚園)の加藤積一園長先生の実践報告をシンポジウムの主旨を深めていきました。最後に、会員による4つの「食育教育」に関する研究発表を行いました。シンポジウムの後は、大使館教育処で懇親会を行い、活発な交流ができました。
2023年度研究大会を開催しました。(新)
2023年研究大会は、4月16日(日)ハイブリッド形式で開催しました。今年の研究大会は、昨年の2022年9月22日に一般社団法人になった我が学会の初めての大会となりました。しかも、今回の大会は、新型コロナの影響を受けて、4年ぶりに対面交流の研究大会となり、在日中国大使館教育処の本会場で開催することができました。そのため、コロナ時期に培った経験を生かし、対面交流に来られない会員も参加できるようリアルタイムのオンライン開催も同時に行うハイブリッド形式の研究大会となりました。学会としては、初めての試みとした今年の研究大会は大成功を収めることができました。これはひとえに会員の皆様のご協力とご理解のお陰で、運営委員会一同、心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
本会場の参加者は32名と、46名のオンライン参加者で計78名の会員と一般参加の研究大会となりました。呂会長の挨拶の後、在日中国大使館教育処一等書記官の侯書会が来賓として挨拶されました。侯書会書記官は、大会の成功を祈り、中日教育研究学会の益々の発展を励ましくださいました。続いて、今年より我が学会の名誉理事になった、帝京大学共通教育センター教授(兼帝京科学大学理事)の冲永隆子先生より「私たちはどのような人生の最期を迎えたいのか?」と題した基調講演をいただきました。生命倫理や生命・環境学を専門とされている冲永隆子先生からは、変化の激しい今日の社会、ないし予測不可能の未来の社会において、社会全体で生命に対する尊重の念をもち、生命対生命のコミュニケーションが大切であると教えていただきました。基調講演の後、共同研究を含めて8本の会員による自由研究発表がありました。
研究大会の詳しい様子は、こちらです
『アジア教育文化ジャーナル』(ISSN 2433-7943)第5巻発行のご案内
中日教育研究学会(元中日教育研究協会)の電子ジャーナルの研究誌、『アジア教育文化ジャーナル』(ISSN 3433-7943)の第5巻が発行されました。本ジャーナルは、中国・日本を含む東アジアの国の教育や教育に関する文化等について研究した内容を対象としております。創刊号からの各巻の本文も掲載していますので、各巻をクリックしていただけば、論文が閲覧できます。
2023年1月28日(旧暦正月初七)、中日教育研究学会は初めての新年親睦会を開きました。会場は敢えて多様な交流の地である新宿歌舞伎町にしました。この3年間、世界中に猛威をふるう新型コロナウイルスのため、学会は研究大会やシンポジウムなど、全ての行事をオンラインで開催してきました。そのため、会員同士の対面での交流や親睦も実現できませんでした。しかしこの度、新型コロナウイルスに対する世界中の人々の不安が少しずつ解消してきている状況を踏まえて、会員同士の対面での親睦や昨年9月より日本の一般社団法人になった我が学会の発展のためにと、会長より今回の新年会開催の提案がありました。そしてこの提案を、創価大学の董芳勝事務局長が具体化し、本学会の会員を中心に広く声をかけるなどして、今回の新年親睦会を実現されることができました。
創価大学学長の鈴木将史先生からの挨拶では、中日教育研究学会の発展のために、創価大学ができることがあれば全力で応援するとの言葉をいただきました。
金沢大学人間社会環境研究科客員研究員の陶琳先生と慶応義塾大学文学部非常勤講師の文光茹先生からは、中国語教育の分野で日中の教育交流に貢献したいとの言葉がありました。
東京外国語大学の岡田昭人先生の挨拶では、学会の未来と今後日中交流の若者人材育成に貢献したいとの言葉がありました。
現在埼玉県で、小学校教員をされている根津雅子先生からは、日中両校の教育交流、特に現場での教育交流に貢献していくとの熱い思いの言葉がありました。
参加者一人一人の挨拶の後、若い研究者として東京学芸大学個人研究員をされている蒙古貞夫さんがモンゴル語で歌を披露して下さいました。また事務局次長の神奈川県立保健福祉大学講師李剣先生、岡田昭人先生と院生赖瑜莹さん,陈婵さん,何育汶さん、日本大学博士課程の余常清さんらが、時にはカラオケを歌ったりして、会場は盛り上げて下さり、とても楽しい雰囲気に包まれました。このような若い研究者の皆さんの明るい振る舞いによって、新年会は楽しい語らいと笑い声が絶えないものとなりました。
最後に、学会発展と明るい未来を願って、呂会長と鈴木将史学長がシャンパンタワーでお祝いし、新年会を終了しました。
2023年会長新春挨拶
中日教育研究学会会長
帝京科学大学教授
呂 暁彤
謹賀新年!
会員の皆様、中日教育研究学会に関心を持ち、応援してくださる皆様、輝かしい新年を迎えられたことをお慶び申し上げます。また、昨年は多くの方々にご支援・ご協力を賜りましたこと、心より御礼を申し上げます。
昨年、新型コロナ・戦争・天災人禍により、世界中の人々の生活に大きなダメージが与えられてしまいました。そんな中でも、我が会は色々なイベントの開催や、様々な行事に参加もしました。4月の年次大会は、年度の課題である幼児教育に絞り、文部科学省中央教育審議会「幼児教育と小学校教育の架け橋プログラム特別委員会座長の無藤隆先生に講演を依頼しました。また、9月の日中国交正常化50周年記念シンポジウムで、児童教育福祉の視野では日本保育学会元会長、全国保育士養成協議会会長汐見稔幸先生に講演していただきました。さらに中国事情に詳しい経済ジャーナリストの中島惠女史が日本人としての立場で中国の教育に対する見方を対談の形で語り合いました。年末に、課題の成果をまとめ、会誌特集として近々出版する予定です。社会活動として、日中介護学会に協力し、「快楽生活」という公益講座に多くの講師を派遣しました。そのほか17団体と共に開催した大使館教育部公使参事官胡志平氏の送別会に参加し、大使館主催の「僑界・学界錦秋招待会」に出席し、会としての役割を果たしたと思われます。唯一残念なのは、コロナ感染防止のために会員同士の交流活動があまりできなかったことです。早くコロナが終息し、交流を深めたいと願っております。
今年、中国の国内状況に合わせ、新たな教育課題研究を企画したいと思っております。また、日中平和友好条約缔结45周年であり、日中友好はさらに発展する良いきっかけになります。我が会も積極的に推進したいと考えております。昨年は暗い話ばかりでしたが、2023年は「癸卯」の年です。きっと活発に活躍する年になるでしょう。今年も会員一同で草の根として向日葵のように綺麗に咲きましょう。世界平和を保つには、教育交流の力が重要です。会長として、会員一同に教育の立場からグローバル化人材育成、格差の少ない社会、少子高齢化進行の緩和、平和な世界創りに尽力したいと思っています。今年は会員の皆様が大きく飛躍できる年になり、世の中にとっても希望に満ち溢れ、心穏やかに過ごせる良い年でありますように心から願っております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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