学会認定資格

福祉心理教育師

―心理学を、福祉・教育・生活支援の現場に生かす―

 「福祉心理教育師」は、日本の経済産業省・特許庁に商標登録された正式な資格名称であり、福祉と心理及び教育の専門知識を備えた人材の育成を目的としています。この資格制度は、当学会によって運営されており、2025年4月25日付で特許庁から商標登録の認可を受けました。


はじめに

 現代の福祉・教育・地域支援の現場では、制度や技術だけでなく、人の「こころ」や「生活背景」を理解する視点が不可欠です。

 福祉心理教育師は、心理学の基礎的知見を、福祉・教育・生活支援の場で適切に活用し、人の尊厳と多様性を尊重した「理解」と「関わり」ができる人材を育成することを目的とした、本学会認定の民間資格です。


資格の基本的性格

「福祉心理教育師」資格は、次の性格を有しています。

  • 本学会が認定する 民間資格 です
  • 国家資格・業務独占資格ではありません
  • 診断・治療・心理療法・医療行為は行いません
  • 福祉・教育・地域生活支援における心理教育的理解を補完する修了認定型資格です
  • 試験による選抜ではなく、所定の学修と倫理理解を重視する制度です

本資格は、「できること」を拡張する資格ではなく、理解の質と関わりの姿勢を高めることを目的としています。


福祉心理教育師が目指す人材像

 

本資格は、以下のような姿勢・判断力を備えた人材の育成を目指します。 

  • 対象者を診断名や属性で単純化しない
  • 心理的課題を、生活・環境・関係性の中で理解できる
  • 尊厳・人権・倫理に配慮した関わりを選択できる
  • 自身の役割と限界を自覚し、必要に応じて専門職・専門機関につなぐ判断ができる

分野別構成(基礎資格)

 

 福祉心理教育師は、以下の分野別資格で構成されています。 

  • 高齢者福祉分野
  • 心理支援分野(横断基盤分野)
  • 特別支援教育分野
  • 幼児教育分野

 すべての分野で、理念・倫理・カリキュラム構造は共通しており、対象や現場特性に応じて学修内容を分野別に設計しています。

 各分野は独立した資格ですが、横断的な履修と理解の深化が可能です。 


段階的資格制度について

 

福祉心理教育師資格は、段階的に学びを深める資格制度として設計されています。

 

福祉心理教育師(基礎・分野別)

福祉心理教育師(上級)

福祉心理教育師(専門/指導者)

  • 各分野の資格は すべて基礎段階 に位置づけられます
  • 修了者は、上級編・専門/指導者編への履修資格を得ます
  • 将来的な継続学修・講師養成・学会内教育活動へと接続します

本学会としての立場

 

 本学会は、心理学的知識の誤用・過剰適用・医療化を防ぎ、福祉・教育・生活の場における健全な心理教育の普及を重視しています。

 そのため、本資格では以下を明確にしています。

  • 診断・治療・治療的介入は行わない
  • 専門資格の代替や権限付与を目的としない
  • 倫理と資格範囲の理解を修了要件とする

 この姿勢そのものが、福祉心理教育師資格の基盤です。


カリキュラム・学修時間


単位(全分野共通):1単位=180分(3時間)

※ 本会独自単位であり、大学等の単位とは異なる。

各分野の標準単位数

  • 総学修時間:約1080分
  • 総単位数:6単位
  • 履修形態:対面(講義<オンデマンド代替も可能>・演習)
  • 実践比率:約30~50%(分野特性による)

共通カリキュラム構造

  • 共通基幹科目+分野別の基礎科目+分野別の実践科目
  • 共通基幹科目:①「福祉心理教育師」資格の意義と役割、②心理理解の共通基盤、③倫理・資格の限界の基礎理解


🏅 資格証書の授与

各分野の研修を修了した受講者には、該当分野の「福祉心理教育師」資格証書が授与されます。


📩 申込・問い合わせ先

研修の詳細や申請手続きについては、以下の事務局に直接お問い合わせください:

 

  • 一般社団法人 中日教育研究学会 事務局
  • メールアドレス[email protected]